いかがお過ごしでしょうか?
今回、ひっさびさの画像もあり!なので、“おっ、やっとかよ・・・”などと、思い思いに見ていただけるとこれ幸いです。
しかし、その前に今の私のつら~~~~~~~~~~~~い状況をみなさまにお教えしたく、実はこちらの方が日記を書いた訳でもあったりします。
“-20度・・・・・・・・・・・・”
そうなんです。ただいま私の生活するドイツ、ミュンヘンの最低気温がマイナス20度だったりします。
みなさん、想像できますか?
日中の気温も高くて!マイナス7度、平均10度前後で、すべての物は凍りついているのです。
雪は降っていません。ただ、マイナス20度なんです。
信じられません。私の鼻とか、耳とか、皮膚とかが今までにないなにかしらの反応を示しているのですが、私にはどうしていいのかわかりません。
ただ、福助の120デニールのタイツをはいて
「これがなかったら、私はもう凍ってるな!」
っと思う日々なんです。
「私は肉でできているけど、肉屋の肉みたいに凍らせんといてくれる!?!」
って感じです。
「まったく・・・私の誕生日が16日で、その日もマイナス20度なんて、いったい、ぜんたい、何の恨みがあって、そこまで寒い???」
っというわけです。
風呂なし、シャワーのみの家に住んでいる私としては、日本の温泉に猿と一緒でもいいから入りたい!気分です。
一緒に住んでいる子は湯たんぽを日本からわざわざ持ってきていました。
偉いな。
さて、画像の件ですが、恒例のヴァイエンシュテファンの展示会に行って来たのです。
今回、というか、毎回テーマは簡単ですが、内容は哲学的だったりして説明に困るのですが、たぶん日本への最新情報だと思うので、送ります。
今回のテーマはズバリ“光”です。
このテーマをもとに生徒のみなさまがアイデアを出し合って作品を作るのです。
まず、白い布が垂らしてあって、白い花がつり下げられている作品から・・・。
これは、虹色、7色のライトで室内が照らされていて自然の音(雨とか雷とか風とか)が流されていました。虹色の中で白い花々どう見えるか、感じるか。
う~~~ん、難しいでしょ。
はっきり言って、もう、これはフラワーアレンジの域を越えてしまっているように思います。
写真を撮るのも本当に難しかったのです。 ほとんどの作品が室内全部を使ったデコレーションでおまけにどこもかしこも暗くて、お手上げ状態でした。
ちなみに虹、花、光、柔らか素材の布、音楽はすべては人間にリラックスさせる要素がある物と、いうことだそうです。
次のテーマ“薄明かり”です。 ここではライトに様々な仕掛けがあって“同じ作品がいろんな光によってどう見えるのか?”っと言ったとこがねらいでしょうか?
薄明かりの時間、夜明けや日の入り、朝もやとか、霧のような感じにライトが変化していってクリスマスローズがいろんな表情に見えていました。
真っ暗な部屋だったので、本当に写真なんかとれませんでした。これで勘弁してください。
光の違いによって花は表情を変え与える印象を変えるという、写真なんかではうまく説明できない展示会でした。
本当に申し訳ないです。今回、私の写真はお手上げ状態ですね。
ヴァイエンシュテファン、学ぶことは奥深いです。
“哲学入り!”って感じでしょうが、私の中では花や、自然に対してもっともシンプルで見落としがちなテーマを作品にして仕上げるという、私の中の“花自然心”をくすぐる学校でもあるのです。
まだまだ自分の感性や感情がドイツ語としっくりこないので、本当に本当にうまく書けないのですが、気長に待っていただいて、読んでいただければ幸いかと存じます。
ではまた。
みなさま、2001年もあとわずかとなりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
今年も一年、途切れ途切れでもこうして日記を書いてきました。
私の不規則な情報提供(と言えるのか定かではありません。ドイツ生活の愚痴! かも)にも私を見捨てることなく、読んでいただいた読者の方々、ならびに、フロリストメリーの皆様方に今ここで、改めて感謝の気持ちを込めて、
“DANKE”
と、書かせていただきます。
日本語訳は、想像にお任せします。って、うそうそ・・・ありがとう!です。
2001年は、みなさまにとっていかがでしたか?
私にとっては、それなりに充実したものだったと、今、ふりかえってみてそう思います。
ドイツ語も、きっとそれなりに上達しただろうし(というかそう信じたい!!!)、仕事面では後輩ができ、言葉が不十分にも関わらず教える立場となりました。
自分なりにその日の仕事を段取りよくこなす事は、以外とスムーズに慣れていくことができ、シェフにも
「今日はこれとこれがあるので、私は今この注文を仕上げようと思います。あと、後輩にはこの仕事をさせようと思いますが、いかがなもんでしょう?」
などと、小生意気な口も聞くようになったんですよ。
最初は
「ライバル心むき出しやんけ!」
と私を“ひえぇ~~~~と”させていて、私の言うことなどこれっぽちも耳をかさなかったベトナム人の後輩も、最近は、
「私は、美絵から学んだ事がいっぱいあって、最近そのことをありがたいと思う。美絵は本当にまじめで“仕事に熱心!!”だね。これからもいろいろ教えて欲しい!」
とかって、言ってきました。
「最初からそう思えよ!」
ったくねぇ~。なんて、そんなふうに思うようじゃ私もまだまだですね。
27にもなって、それは子供すぎんな。
で、お客さんとも会話も弾むようになり、チップなんかも弾んできた近頃の私です。
こっちではいい仕事をすると“気持ち”としてチップがいただけるのです。
それを密かに貯めて、日本への飛行機代にならんもんかと思っているのですが、シェフには、
「そんな貯まらんやろ、おまえじゃな・・・」
って言われました。やっぱり?!?
そんなこんな、いろんな事がずっとずぅぅっっと続くかと思われる日々ですが、私も後一年と少しで卒業しなければならないのです。
今はそんなことぜんぜ~ん考えられないけど、なにぶんここはドイツ、私は日本人、って当たり前すぎることだけどもっとも大事な事を考えて、自分の将来進むべき道をそろそろ固めていかないといけません。
やはり、外国人として滞在の許可書をもらいながら外国に滞在していくということは、いつも、ある意味大きな壁であるからです。
でも私は私、やっぱり“花が好き”っていう基本と“自分の夢だけは!!”って気持ちです。
みなさま、どうかよいお年をお迎えください。
2002年もエモリミエ頑張ります。