2004年7月26日 ■あいもかわらず・・・。
こんにちは、みなさま。いかがおすごしでしょうか?
日本は猛暑と聞きますが、ドイツはなんだか変な夏です。
暑かったり、ムシムシムシしたり(ドイツでは珍しい)、寒かったり、雨だったり・・・。
なので体調も崩しがちです。
だからまた、日記がごぶさた????そうではないんです。
エモリさんはいたって健康、たまに学校のテスト関係で頭が痛くなるくらいです。
でー久々に日記を・・・と、我が家のコンピューターをたちあげてみましたら、なんと!急に、デジカメ接続の命であるスマートメディアアダプターが繋がらなくなっておりました。原因は不明です。
何せ、4年半もののPCで回線も今時!?なアナログ回線であったりで、そんでもって学校が最近超快適なPC環境にととのえちゃったもんだから(日本語は読めるわ、サーバースピードはドイツ一早いらしいわ、DVD焼けるわ、なんやらかんやら)エモリさんは、最近学校のPCばかりいじくっています。
ただ一つの問題は、日本語が書けないこと。
そこで、担当の先生に「なんとか、なりゃしませんやろか?」と可愛く迫ったところ、「君がドイツ語でその手順を説明するか、もしくは手順を誰かに“ドイツ語”で書いてもらって、それを読んでから決めますわ」と言われました。
その先生のこと、私かなり嫌いなので、内心、“おまえがドイツ語しか理解できへんのが、まったくもって腹立たしいんじゃ!”と思いつつ、そんなこと言っても始まらないし、もうちょっと前(私が彼のテストで散々な成績をとっていた頃)なら、“だめ!!!!”の一言で終わっていただろうから、少しは取り合ってくれたことに感謝です。
ココまでの日記は確か1週間前に書いていて、途中でなんかやめてしまいました。
再び書き出した次第ですが、あれから学校のPCで日本語を書けるようにしてもらい(めちゃくちゃ簡単でした!こんな事なら、もっと前にやってくれよ!)ウキウキな毎日です。
学校はもう、試験もないしー。こないだは授業中に“NEMO”見たし、今までとはうって変わっての、お気楽学生生活です。
そして来週末からはいよいよ夏休み!6週間もあるけど宿題はないし、いやぁっほぉ~~~!な日々が始まります。
本日もデジカメ画像を取り込もうと試したところ、やはりこのPCはウンともスンとも言いません。だめか・・・もう。
これからは学校で画像を送るようにします。
実はすごい写真がたまってきて困っている・・・。
整理整頓がかなり苦手なエモリさんは、たまる一方の紙、写真、ネタの前に行く手を阻まれつつあります。
も、いっか!こないだもらった日本のシソの成長具合をみにいこー!とか、三つ葉もおっきくなったかなー!とか、森に散歩行こう!とかPCの前から遠ざかっていくエモリさん。
庭仕事、シソ&三つ葉づくりに励んでます。
こうして、だんだんと生活ペースがゆっくりになっていくのです・・・。
そういえば、今から約一ヶ月半前、私は10日間ほど、南アメリカ・パラグアイに行ってきました。
感想は、ものすごくよかったです。
パラグアイがどこかも知らなかった私ですが、仲良しの友達がいたこともあり、ふらーと行ってきました。
パラグアイの首都は“アスンシオン”と言うのですが、行く前に私が調べた情報では、「日本移住者もたくさんいて、日本食も食べられて、それほどのカルチャーショックはないでしょう」となってました。でも私の友達の家は、その首都からさらにバスで6時間・・・みたいな。
だんだん寂しくなっていく風景を見ながら、だけど、あまりにも違う景色に感動したりもし、必死で24時間飛行後の6時間のバスツアーを楽しもうとしました。
いやー全くもって約30時間の移動時間はつらかった・・・。
バスで彼女の家近くまで来たとき、彼女のお父さん、お母さん、お友達が迎えに来てくれていて、私たちを歓迎してくれたのですが、私は疲れと緊張でしなしな状態でした。
そのバス停からさらに約1時間、彼のお父さんの車で家まで帰ったのです。
“どんだけかかるねん!”ですが、それもそのはず、電車はないし、道路は土でできてるし、信号はないしで、そらかかりますわ。
だけど、失礼な私は友達に「隣国の空港のほうが近かったりしいひん(ちなみに隣国はアルゼンチン)?」と聞いてしまい、それに対して「いや、そうでもない・・・」との答が帰ってきました。
日本で電車も地下鉄も飛行機も新幹線も何もかもある生活が普通だった私、ドイツでもそれほど違和感なく生きてるものの、信号なし、ジャングル、サソリが庭にいるー!、近く(近くと行っても、約200km離れている)の河にはピラニアが・・・。しかも、ピラニア食べれるそうです。
インディアンが原住民の国、パラグアイは、やはりかなりのカルチャーショック!でしたが、私が出会った人々は本当によい人たちでした。
その良さは、具体的に説明できないけど心がきれいな人たちなのです!すごい。
“こういうのが、私の理想の幸せかも・・・”と思えるくらい、会う人会う人キラキラキラキラしてました。
ややこしいけど、友達(ローズマリー)はドイツ人です。
彼女の家族もみんなドイツ人で、ドイツ語とスペイン語をしゃべります。
パラグアイには様々な国の移住地区があって、ドイツ、フランス、スイス、もちろん日本もあります。
そういった人たちの他に、パラグアイ人と原住民であるインディアンがいるのです。
そのドイツ移住地区でおそらく最初の日本人である私は、いろんな質問責めにあい、ジロジロみられ、教会の日曜ミサで紹介されるわの、大歓迎ぶりでしたが、その地区の方言が理解できなかったことや、10日間という短期間(しかも半分以上は彼女の妹さんの結婚式デコ準備)だったこと、元々の人見知りな性格などがわざわいして、なかなかコミュニケーションできませんでした。ですが、私自身は、心の中で、“みんな大好きー!”と叫んでいました。
そんな人たちにお礼の手紙を書かぬまま、あっという間に時が過ぎました。
夏休みには、きちんと手紙を書こうっと!
そういうことは、たぶん何よりも人間として大事な事だと思うのに先延ばしにしている自分がイヤです。
その延長で、最近は自分の欲深さにも呆れる始末。
パラグアイ旅行は自分を見つめ直すよい旅でした。
次回は、お花話題で・・・。
エモリミエ